横綱照ノ富士関　鹿児島県応援会パーティー盛大に開催

　第73代横綱・照ノ富士関 鹿児島県応援会主催による初パーティーが11月4日、鹿児島市内のホテルウェルビューかごしまで開催され、100人を超える応援者が集まった。

    応援会事務局の平岡秀之氏（フィリアウェルス（株）代表取締役）の開会挨拶の後、来賓挨拶において、鹿児島県議会議員・上山貞茂氏が「横綱昇進時に使われた言葉は不動心です。相撲界をしょって立つんだとの強い意志を示され非常に感動しました。この応援会の設立を機に、照ノ富士関との親睦が深まり、鹿児島の子どもたちに未来、将来の夢につながっていくことを期待しています」と語った。

    応援会相談役・澤谷廣典氏から、自身の出身大学である近畿大学での先輩にあたる伊勢ヶ濱親方や後輩も伊勢ヶ濱部屋の相撲関係者が多く、その縁で横綱とのつながりが語られ、「けがで番付が下がっても、まさか最高番付の横綱まで上り詰めた照ノ富士関には、ほんとうに勇気をいただきました」と述べ、将来にわたる照ノ富士関への応援を呼び掛けた。（有）うしの中山・専務取締役・荒木真貴氏からも応援メッセージが語られた。乾杯は照ノ富士関と長年親交がある俳優の袴田吉彦氏が行った。

    パーティーは、照ノ富士関が出席者との写真撮影に笑顔で応じるなど、終始賑やかな雰囲気に包まれていた。

　式終盤に壇上に立った照ノ富士関は応援会に感謝の意を示すとともに、「5月場所の優勝以降、けがで休場していますが、1日も早く復帰を目指して頑張りますので、応援をお願いします」と決意を述べた。

　応援会から進呈式のでは、うしの中山から黒毛和牛1年分、フィリアウェルスから米1年分などが送られた。

　閉会式では岩坪行政書士総合事務所代表・岩坪道隆氏が「大関昇進後、けがと病気のため休場を余儀なくされ序二段まで陥落しましたが、不撓不屈の精神・努力で最高位の横綱を勝ち取った力士です。史上初の快挙で歴史に残ることでしょう。大相撲ファンはもちろん、日本の子どもたち、モンゴルの子どもたち、世界の子どもたちに勇気と希望、夢と感動を与えてくれました。応援会の応援が横綱の力になるでしょう。きたる九州場所での優勝を期待します」と挨拶を行った。

【内山　義之】