小野建　大林商会の鉄鋼卸事業を譲受へ

　鋼材の販売・加工や輸出入業などを展開する小野建（株）（北九州市小倉北区、小野建代表）はこのほど、（株）大林商会（兵庫県伊丹市、大林孝文代表）から同社の主力事業である鉄鋼卸売事業を譲受すると発表した。事業譲受日は来年2月1日の予定で、小野建は10月3日に設立した大林商会（株）（兵庫県三木市、小野剛代表）において同事業を行う。

　小野建は「販売エリアの拡大」と「販売シェアの向上」を基本戦略とした「存在感のある企業づくり」を進め、業績の向上を図っている。一方、大林商会は関西地方において鉄鋼の加工・販売に関する事業を行っており、顧客第一の営業展開により安定した業績を確保している。

　小野建は同社の事業を譲り受けることによって、同社の顧客基盤の引き継ぎだけでなく、双方の加工販売ノウハウの共有による小野建グループの付加価値の向上を図るとしている。

【田中　直輝】