2024年11月24日( 日 )

40兆円超えした2013年度医療費

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 厚生労働省が7日に発表した2013年度に使用された医療費は、前年度より8,493億円(2.2%)多い40兆610億円で確定した。

 医療費は7年連続で増加しており、今回初めて40兆円を超えた。高齢化や医療技術の高度化、高額な新薬の処方が主たる原因である。1人当たりの医療費も2.3%増えて31万4700円となり、こちらも過去最高となった。今回公表されたのは国民医療費で、公的な医療保険と税金、患者負担を合算したものであり、健康診断や、予防接種などは含まれていない。

 税金の負担が約4割を占める医療費の増加は、国の財政を圧迫する大きな要因になる。
 政府は団塊の世代がすべて75歳以上になる2025年、保険と税金だけで54兆円になると推計している。

【酒井 満】

 

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