2023年回顧(6)バブル以来のコスト高、来年さらに加速か
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2023年、流通企業はバブル期以来の大幅なコスト上昇に見舞われた。電気代の高止まりと仕入原価の上昇に加え、人件費高がのしかかった。イオンは業界の先頭を切って春からパート従業員の時給を平均7%引き上げた。10月から最低賃金が全国平均で4.5%、福岡県では900円から941円に引き上げられた。福岡都市圏のスーパーでは最低パート時給を950円に上げたところも少なくない。
食品値上げは3年目を迎えた。生鮮を除く消費者物価指数の上昇率は前年同月比で秋口に入り9月9.0%、10月7.6%、11月6.7%の増と鈍化の兆しはあるものの止まらない。
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