子どもの笑顔と発展の熱気~カンボジア視察ツアー(4)
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福岡博多ライオンズクラブとデータ・マックスは13日から3泊5日、アンコール・ワット遺跡群を擁する都市・シェムリアップに滞在し、佐世保JCが寄贈したコーントライ中学校、データ・マックスが寄贈したトゥールポンロー中学校の卒業証書授与をはじめ、地雷博物館、日本語学校などの視察を行った。視察ツアーの様子をレポートする。
地雷は過去の話ではない
中学校を卒業した生徒たちは、村からかなりの距離があるという高校へ進学すると言っていた。下宿をしながら学業に努めるのだろう。カンボジアはまだまだ発展途上の国である。親とはいえ、娘、息子を一人で遠くに住まわせるほどの余裕はあまりない。それでも親の思いを、家族の思いを背負って進学するのだ。まさに夢の子供たちなのである。
コーントライ夢中学校を後にする。バスに戻り、次の目的地、トゥールポンロー中学校へ向かう。国道からゲートをくぐり、目的地まであと数百メートルまで迫った。不意にバスが止まる。
「ここから先はバスで進むことはできません。歩いて行ってください」
道が悪いのは百も承知だ。というのも、ここはかつて、ジャングルのけもの道のようだったと聞いていたからだ。バスを降り学校を目指す。トラクターが何かが通ったのだろうか。道路は激しく凸凹していた。そのへこんだ部分に雨水がたまり、水分の多い粘土のような状態になっている。歩きにくい。今回、水先案内をしてくれたCMC(カンボジア地雷撤去キャンペーン)の大谷賢二代表が右側を指差した。
「ここは、今でこそ田畑になっていますが、この道路の右側10mより先にはまだ地雷が埋まっています」
地雷は過去の物語ではなく、今、そこに、まだまだあるのである。とても暑い日だったが、話を聞いて少しだけ背筋が寒くなった。
トゥールポンロー中学校に到着する。生徒たちが道の左右に分かれ、拍手で迎えてくれた。校舎のつくりは基本的にコーントライ夢中学校と同じ。天井に照明はなく、というよりも電線自体が見当たらない。生徒たちは太陽光で勉強しているのだ。
卒業証書の授与式が始まった。CMCの大谷代表が卒業の祝辞を述べる。続いて弊社代表・児玉直、弊社総務部長・児玉悦子が卒業証書を手渡していった。みんな、はち切れんばかりの笑顔である。卒業証書を受け取る手がおぼつかないのは、賞状などを受け取る機会をほとんど経験していないからだろう。はにかみながら、証書を受け取っていった。
トゥールポンロー中学校はサッカーが強い。卒業生や在校生のなかからゆくゆくはカンボジア代表となる子もいるかも知れない。記念品とサッカーボールを手渡し、式は終了した。(つづく)
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