福岡国際空港の新社長 西鉄の田川常務が就任へ
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福岡空港の運営会社である福岡国際空港(株)は8日、4月1日付けで西日本鉄道(株)の田川真司常務が代表取締役社長に就任すると発表した。福岡国際空港のトップが交代するのは、2018年の設立以来初めてとなる。永竿哲哉社長は西鉄の監査などを担当する取締役に就任予定。
田川氏は1966 年 7 月 27 日生。福岡県出身。90 年 4 月に西鉄に入社し、2012年7月に都市開発事業本部企画開発部長、20年4月に常務執行役員天神開発本部長兼福ビル街区開発部長に就任するなど、天神ビッグバンをはじめとする都市開発分野を歩んできた。
福岡国際空港は19年の福岡空港民営化にあたり、西鉄と九州電力、三菱商事などが出資し設立。コロナ禍で利用者が大幅に落ち込み、売上高・収益が減少、23年3月期には約270億円の債務超過となっていた。
福岡空港では現在、第2滑走路の新設工事、バスターミナルやホテル、宿泊施設を含めた「エアポートシティ」計画が進行中。経営建て直しと、福岡・九州の空の玄関口としての機能強化について、田川氏がどのようにリードしていくのか注目される。
【田中 直輝】
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