2024年12月22日( 日 )

鳥越製粉の23年12月期決算 増収もコスト高により営業減益

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 鳥越製粉(株)はこのほど、2023年12月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は前期比8.1%増の263億8,500万円、営業利益は同13.9%減の10億6,100万円、経常利益は同7.6%減の13億8,300万円、当期純利益は同3.7%増の9億6,600万円となった。

 原材料価格の上昇や輸送費、電力費をはじめとする各種コストの増加により、営業・経常段階では減益となった。当期純利益が前年を上回ったのは、投資有価証券売却益など特別利益1億5,100万円を計上したためだ。

 セグメント別売上高は、主力の製粉事業が業務用小麦粉の出荷数量が増加に加え、23年4月に実施された輸入小麦の政府売渡価格引き上げにともなう製品価格の値上げなどにより、120億5,500万円(同14.4%増)となった。

 食品事業はミックス製品の出荷数量は減少したが、製品価格の値上げなどにより74億3,200万円(同4.3%増)。精麦事業については出荷数量は減少したが、販売価格の上昇ななどにより、53億8,700万円(同4.5%増)となった。

 24年期については売上高280億円(前期比6.1%増)、営業利益14億円(同31.9%増)、経常利益16億7,000万円(同20.8%増)、当期純利益11億3,000万円(同16.9%増)を計画している。

【田中 直輝】

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