大地震警戒地域への旅行を支援
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NetIB-NEWSでは、政治経済学者の植草一秀氏のメルマガ記事を抜粋して紹介する。今回は地震リスクが継続している能登半島への旅行支援について「のど元過ぎれば…」の策と指摘する、2月18日付の記事を紹介する。
気象庁が2月16日に発表した「令和6年能登半島地震」について「第 18 報」https://x.gd/Q1Uayが「引き続き活発な地震活動に注意」と警告した。
同発表は、「地震活動は依然として活発な状態です。今後1~2週間程度、最大震度5弱程度以上の地震に注意してください。引き続き、強い揺れをともなう地震への注意をお願いします。また、海底で規模の大きな地震が発生した場合、津波に注意する必要があります」としている。
能登地方では2020年12月以降、群発地震が観測されてきた。最大震度1以上の地震は
2021年 70回
2022年 195回
2023年 241回
発生した。3年間合計で506回である。このなかで、22年6月に震度6弱、23年5月に震度6強の地震が発生した。本年1月1日には最大震度7の地震が発生した。
2024年1月には震度1以上の地震が1558回発生した。1月1日には震度7と震度6弱の地震が発生し、1月6日にも震度6弱の地震が発生。2024年2月1日から16日までに震度1以上の地震は93回発生している。
2月15日までの震度1以上の地震発生回数は91回で、月次に換算すると182回。2023年の地震回数241回は月次に換算すると20回になり、2月に入っても地震活動が依然として極めて活発であることが分かる。
2月にも震度4の地震が3回発生している。最大震度5、あるいは6弱以上の地震が近い将来発生するリスクは依然として高い。1月1日の地震で家屋の損壊が進行しており、ここに地震の揺れが加わると、新たに全壊する家屋が発生するリスクが存在する。
地震が海底で生じれば津波が発生することが予想される。地震が過去のものとして認識されつつあるが、新たな大地震が発生するリスクを警戒する必要がある。
1月24日付ブログ記事「旅行支援より被災者支援が先決」https://x.gd/EbU1L
メルマガ記事「2次避難遅れ主因は行政対応か」https://foomii.com/00050に地震発生リスクが高い水準で残されていることを指摘した。※続きは2月18日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」「なお高い能登大地震リスク」で。
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