2024年11月25日( 月 )

未来図建設協力会「働きやすい現場づくり」へ

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来友会 会長 岩下 祐士 氏 
((株)岩下建装 代表取締役)

    「来友会の若返りを」ということで、未来図建設から会長就任のお話をいただきました。前会長が約30年間も務め上げられた実績に応えられるだろうかと悩んだ末、先輩役員の方々のサポートもあり、2022年からお受けすることにしました。本来であれば、建設業の要である躯体三役の方々が務められる会長職を仰せつかり、大変恐縮しております。同時に、創業122年と由緒ある建設会社の協力会の会長として、大きな責務を感じております。菅原社長にいただいた「人間力を磨きなさい」の言葉を胸に刻みながら、会員企業、未来図建設の皆さまとともに会を盛り上げ、「安全」「良い品質」をモットーに努力し続けております。

 来友会では年に3回、合同安全パトロールを行っております。菅原社長をはじめ、安全委員長、取締役、営業職、工事所長、来友会役員の総勢25名ほどが参加します。朝8時30分からその日のスケジュールを確認し、1班~5班(各4~5人)で現場の危険箇所、良い点、近隣との取り組み、熱中症対策など巡視し、午後3時30分から午後5時までパワーポイントを用いて各現場の発表を行います。危険箇所はすぐに改善し、良い点については各現場で共有しています。参加者全員に総評を発表してもらい、安全対策に努めています。

 また、年に1度、未来図建設本社と東京支店にて安全大会を行い、現場での安全の取り組みについての意見交換も行っています。東京における狭小地での作業の進め方や公共機関を使っての通勤、女子トイレの設置など、良いところは福岡の現場でも取り入れています。

 安全大会後の決起集会・懇親会では、未来図建設と来友会で安全面はもちろん、工程や品質についても話し合い、現場が良い環境で作業ができるようにと活発な意見が飛び交います。建物建設は、多くの職方の皆さんで成り立っています。協調性を備えていることはもちろん、各職人の方々が笑顔で挨拶をし、危険作業をしている人がいれば「危ない」と声を掛けて注意ができる仲間が集まっているのが来友会です。どこの現場でも同じ仲間がいて、今までの現場の改善点を話し合い、同じ失敗を繰り返さないように、工程、施工に取り入れており、何時でも気兼ねしなくてよい現場ができあがっています。これも来友会、未来図建設の皆さまが長年にわたりつくり上げてきたものであると感謝いたします。

 また、役員同士では安全委員長を筆頭に、グループLINEで現場の安全面や事故対応、会議の日程確認など、緊急時も含めてすぐに連絡が取れるようにしています。各業種の一級技能士の育成方法や施工方法など、技術の向上に皆で切磋琢磨しています。

 弊社も多くの仕事のご縁をいただいておりますが、そこでは仕事だけではなく安全・衛生面など多くの改善点などを学ばせていただくことも多いです。他の建設会社の協力会でも学んだことを自分ひとりの情報に留めるのではなく共有し、福岡の皆さまが良い職場環境で作業ができればと思っております。元請と協力会社との関係性が、お互いに良いものになるように考えていかなければなりません。ぜひ皆さんで福岡、九州、日本の建物を、これからも無事故・無災害でつくり上げていきましょう。

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