第一交通産業 24年期連結業績予想を下方修正 人件費増などで
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第一交通産業(株)(本社:北九州市小倉北区、田中亮一郎代表)は28日、2024年3月期の連結業績予想を修正した。それによると、売上高が998億円(期初予想1,030億円)、経常利益が28億5,000万円(同42億円)、経常利益が38億5,000万円(同43億円)、当期純利益が9億円(同24億円)としている。
タクシー事業・バス事業において、需要回復と運賃改定の進展による売上高の増加があったが、賃金上昇の社会的な機運を受けて、当初予定以上の人件費などが増加したことと、不動産再生事業の大型物件の販売時期が翌期以降に変更したことで、売上高、営業利益、経常利益はそれぞれ前回予想を下回る見込みとなった。
当期純利益が前回予想を大きく下回る見込みとなったのは、不動産賃貸事業の商業施設(「イオン津ショッピングセンター」として賃貸していた物件)の契約途中解除にともなう特別損失16億7,400 万円を計上することなどによるものだ。
なお、修正業績予想は前期比では、売上高は8億2,700万円の増収、営業利益は1億9,900万円の増加、経常利益は3億6,200万円の減少、当期純利益は 12億5,000万円の減少となる。
【田中 直輝】
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