アルバム制作のマツモト、24年4月期の業績予想を最終赤字へ下方修正

　2月27日、アルバムなど印刷物を手がける（株）マツモト（本社：北九州市門司区、松本大輝代表）は、2024年4月期の業績予想について、下方修正することを発表した。

　今回の修正予想では、売上高は21億8,700万円（前回予想23億2,200万円）、営業損益は1億1,600万円の赤字（同1,500万円の黒字）、経常損益は1億100万円の赤字（同3,500万円の黒字）、当期純損益は5,600万円の赤字（同2,800万円の黒字）に修正された。

　修正の主な理由として同社は、まず売上について、アルバム部門での少子化と一般商業印刷部門でのペーパーレス化による業界の過当競争の激化で予想を下回る見込みとなったことと、Web3事業において23 年5月にはWeb3サイト「ShinoVi」の正式版サービスをリリースしたものの、草創期にあたり、売上高は微小にとどまることを挙げた。また損益面については、新設備の導入や製造部門の人件費増加などにより製造原価が増加し、営業損益、経常損益、当期純損益が予想を下回る結果となったとしている。

【寺村朋輝】