2024年11月21日( 木 )

福岡県筑紫野市、JTとの工場跡地取得協議不調

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 筑紫野市は11日、日本たばこ産業(株)(以下、JT)九州工場跡地についてJT側と用地取得に向けた協議交渉が不調となったことを発表した。

 9日、筑紫野市長・平井一三氏とJT不動産室長らと協議交渉が行われた。同市は協議が不調となった主な理由として、市が提示する価格と、JTが求める価格に相当な開きがあることを挙げている。

 協議では、平井市長より筑紫野市の将来のまちづくりに欠かせない用地として、改めて購入の意思が示され、金額は地価公示価格を基準としつつ、不動産鑑定による評価額を超えることができない旨を伝達。

 JTからは、実際の取引価格(時価)を売却基準とせざるを得ないことのほか、早期の売却を希望しており、市との売却協議については、この場をもって不調(協議不成立)とさせていただきたいとの申し入れがあったという。

 これを受けて、平井市長から用地交渉の協議は終了することとして、今後、民間においての土地利用を図る際には、市と十分に協議いただくよう申し入れを行った。

 JT九州工場跡地については、敷地面積16万5,886m2という広大な跡地の利活用の動向が注目されている。

【内山 義之】

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