2024年12月22日( 日 )

ミスターマックスHD、24年2月期決算は増収減益

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 (株)ミスターマックス・ホールディングス(本社:福岡市東区、平野能章代表)は11日、2024年2月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は1,295億7,000万円(前期比2.1%増)、営業利益は30億2,100万円(同34.8%減)、経常利益は29億800万円(同35.7%減)、当期純利益は24億4,400万円(同28.7%減)で、増収減益となった。

 商品別では高機能なドラム式洗濯機の品揃えを強化し売上を牽引。また、物価上昇にともなう節約意識の高まりを反映し低価格を訴求した飲料、即席麺、ペット用品などの売上が堅調に推移した。特にPB商品は、生産工場の集約や仕入見直しを進めたことで、前期比15.1%増を達成した。外出の機会が増えたことから、キャリーケースや化粧品、シューズなどが売上を伸ばした。

 一方で、マスクや検査キットなど利益率の高いコロナ関連商品の売上は減少。仕入価格高騰の影響もあり、荒利益率が1.0%下がった。その結果、荒利益高は269億49百万円(前期比97.3%)となった。

 コスト面においては、EC事業や改装などの将来の成長を見据えた設備投資や、キャッシュレス決済手数料などが増加し、その結果、販売費および一般管理費が289億8,400万円(同4.1%増)となり、利益を押し下げた。

 25年期については、売上高は1,320億円(前期比1.9%増)、営業利益は33億円(同9.2%増)、経常利益は32億円(同10.0%増)、当期純利益は22億円(同10.0%減)を予想している。

【寺村朋輝】

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