佐賀銀行の24年期　資産運用収益増加などで増収増益

　（株）佐賀銀行（本社：佐賀市、坂井秀明代表）は10日、2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、経常収益は前期比11.1％増の530億1,300万円、経常利益は同4.2％増の75億7,100万円、当期純利益は同13.2％増の62億1,800万円の増収増益となったことが分かった。

　経常収益の増加は、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加を主因として資金運用収益が前期比17億7,000万円増加したことや、役務取引等収益が3億6,500万円増加したこと、有価証券のポートフォリオ再構築にともなう株式等売却益の増加により、その他経常収益が同20億9,100万円増加したことなどが要因となった。

　25年期の業績については経常収益540億円（前期比1.8％増）、経常利益101億円（同33.4％増）、当期純利益68億円（同9.3％増）になると予測している。

【田中　直輝】