RKB毎日HD、24年3月期決算は増収増益 システム関連事業が堅調
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17日、(株)RKB毎日ホールディングス(本社:福岡市早良区、佐藤泉代表)は2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は238億4,900万円(前期比4.9%増)、営業利益は12億8,300万円(同9.4%増)、経常利益は14億5,600万円(同7.6%増)、当期純利益は7億1,700万円(同7.2%増)で、増収増益となった。
主な決算要因をセグメント別に見ると、システム関連事業で売上高が78億5,000万円(同18.8%増)、営業利益が5億8,100万円(同12.6%増)と大きく貢献した。不動産事業は、売上高10億1,700万円(同0.8%減)、営業利益10億4,200万円(同1.4%増)と、おおよそ前期並みに推移したものの、放送事業のセグメント売上は139億1,300万円(同1.4%減)、セグメント営業利益は4億3,600万円(同6.9%減)と減収減益となった。
放送事業におけるテレビ事業とラジオ事業の収益を見ると、テレビ事業のタイム収入※は、女子プロゴルフトーナメント「RKB×三井松島レディス」などの各種イベントがフルスペックで開催されたこともあり3.0%の増収。一方、スポット収入※は、前年度に比べて4.0%の減収となった。ラジオ事業ではタイム収入が7.6%減、スポット収入が12.2%減で、ラジオ事業全体で前期比4.7%減となった。
※タイム収入とスポット収入:テレビ局の広告収入の2形態。スポット収入は番組と番組の切り替え時間に流されるCM。タイム収入は、スポンサーから番組制作費が提供されることによって、番組放送内の合間にCMが流される。来期(25年3月期)の業績予想については、売上高は235億円(同1.5%減)、営業利益は8億円(同37.7%減)、経常利益は9億6,500万円(同33.7%減)、当期純利益は4億8,000万円(同33.1%減)で、減収減益を予想している。
【寺村朋輝】
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