【動画紹介】再生水技術でグローバル展開を見据える 持続可能な社会への挑戦と水処理技術のイノベーション
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ゼオライト(株)
嶋村謙志社長は1996年にゼオライト(株)に入社後、技術革新に関わりながら多くの職を経て社長に就任した。創業者である河村恭輔氏の指導のもと、同社はとくに水処理技術の改善に焦点を当て、逆浸透膜技術の応用や塩水化された地下水を飲料水および工業用水へ変換する技術の推進に力を入れ、これらの技術は国内外の水問題解決に貢献している。
同社の技術は、逆浸透膜(RO)と限外膜濾過(UF)処理を中心とした水処理プラントの設計・建設からメンテナンスまで幅広いサービスを提供している。最近では、持続可能な水利用のための新技術開発にも力を入れ、「再生水」技術を活用した事業展開も進めている。
今回のインタビューで嶋村社長は、新型コロナウイルス感染症の分類変更後の市場ニーズの変化とそれにともなう企業戦略の転換点についても言及した。パンデミックを経て、社会・経済活動が正常化に向かいつつあるなかで、同社は新たな中期経営計画を策定し、これまで以上に環境への配慮を重視した事業展開を目指している。
とくに注目すべきは、同社が進める「再生水」を活用した分散型給水システムの提案である。これは地方部の水道インフラ老朽化対策として、地域ごとに独立した水供給システムを構築することで、持続可能な水供給を実現しようとするものだ。嶋村社長は、このシステムが日本のみならず、世界中の水不足が深刻な地域にも応用可能であると強調している。
シンガポールでは、下水を高度処理して再利用したニューウォーター(NEWater)が開発され、飲料水として利用されている。下水処理場で通常の処理が終了した水に、マイクロフィルター、逆浸透膜、紫外線殺菌の3段階の浄化処理を施し、飲用可能な水準まで高度処理されており、この工程では日本企業の技術も多く使われているという。
同社の今後の展望としては、国内外の水問題に対する実用的なソリューションを提供し続けることに加え、企業倫理と透明性を保ちながら地域社会に貢献していく方針を明確にしている。社会の持続可能性に資する技術開発とその普及活動に、引き続き注力する姿勢を嶋村社長は示しており、そのリーダーシップのもと、新たな技術革新の波を迎える準備が進んでいる。
このインタビューは、NetIB-Newsサイトの「MAX WORLD Channel」でご覧いただけます。技術系地場企業による世界への挑戦について、ぜひ一度ご覧ください。
【児玉崇】
<COMPANY INFORMATION>
代 表: 嶋村謙志
所在地: 福岡市博多区那珂5-1-11
設 立: 1970年8月
資本金: 9,000万円
TEL: 092-441-0793
URL: https://www.zeolite.co.jp法人名
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