【20日まで】中国江蘇省の文化・観光イベントが開催中

　福岡県の友好都市、中国・江蘇省の文化観光庁主催による「水の趣 江蘇 文化観光カーニバル」が昨日、天神中央公園で開幕した。

　ステージでは伝統的な楽曲の演奏、チャイナドレス舞踊などが繰り広げられた。また、江蘇省および各市（全13市）の文化ブースでは、中国十大銘茶の1つで同省原産の碧螺春など中国茶の飲み比べ、茶器などの伝統工芸品が展示されているほか、扇づくりなど文化体験もできる。

    18日の開幕式では李川江蘇省文化・観光庁副庁長、渡辺文福岡県国際局長らが挨拶を行った。開幕式後には、スペシャルゲストとして、主に中国で活動し中国人の間で高い知名度を有するドキュメンタリー監督の竹内亮氏が登場。自身の住む江蘇省および同省から海に流れ込む長江を撮影した映画「再会長江」の紹介などを行った。

　開催期間に合わせて来日した江蘇省の信長星書紀は服部誠太郎知事、香原勝司県議会議長への表敬訪問に先立って会場を訪問。同省・各市の文化ブースを視察し、渡辺局長らに自国の文化を紹介するとともに、竹内氏や江蘇省出身で九州に住む華僑・華人らと交流した。

　今回のイベントでは江蘇省各地から数多くの文化関係者が来日し、各ブースで展示などを行っている。中国の伝統文化に興味のある方はのぞいてみてはどうだろう。開催は20日まで。ステージのプログラム、ブースの展示内容は基本的に同じとのこと。

【茅野雅弘】