2024年11月25日( 月 )

テクノクリエイティブ、24年9月期業績予想を下方修正 半導体設備需要の一服による

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 22日、(株)テクノクリエイティブ(本社:熊本市中央区、三嶋一秀代表)は、2024年9月期の業績予想を修正することを発表した。

 発表によると、売上高は前回予想(23年11月13日発表)の70億円から60億4,300万円へ、営業利益は5億9,900万円から2億5,100万円へ、経常利益は6億300万円から2億4,600万円へ、当期純利益は3億3,600万円から1億1,800万円へと下方修正された。

 修正の主な理由として、コロナ禍において抑えられていた設備投資のペントアップ需要が半導体業界において一服し、製造装置需要の低迷が続いたことを挙げ、この影響で受注が減少し、生産台数も減少したとしている。また、新しい自社工場の設立と稼働に向けた先行投資が行われたため、余剰人員が発生し、これが利益の低調な推移につながったとした。

 24年9月期第4四半期以降は、半導体業界の市場環境が持ち直しの動きを見せ、顧客企業である半導体製造装置メーカーからの発注数が増える見込みであるとしたが、これまでの業績の動向を踏まえて、24年9月期の通期業績予想は下方修正することとなった。

【寺村朋輝】

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