半導体大手の日月光投資控股(ASE)の日本法人、ASEジャパン(株)(山形県高畠町)が7月31日、北九州市との間で北九州学術研究都市(北九州市若松区)にある市有地約16haを取得する仮契約を結んだ。
ASEは半導体の後工程(加工、組み立て、検査など)で世界最大手とされる。前工程(基盤に電子回路を形成)を行うTSMCに続けてASEの進出となれば、九州の半導体産業の再興への期待が膨らむ。
ASEは今後、国の補助金なども勘案し、工場の最終的な進出先や北九州の土地の用途について決定する見通しだという。北九州市は昨年、台湾の半導体ファウンドリ大手の力晶積成電子製造(PSMC)の誘致活動において最終候補地に残ったものの、条件などが折り合わずPSMCは宮城県に進出したという経緯がある。
【茅野雅弘】
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