九州電力 純粋持株会社体制への移行準備を開始
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7月31日、九州電力(株)(本社:福岡市中央区、池辺和弘代表)は、純粋持株会社体制への移行準備を開始することを発表した。
純粋持株会社制の導入は大手電力で初めて。持株会社体制移行後の具体的なグループ体制の詳細は現在検討中としているが、主要な事業会社を持株会社直下に配置し、自律的に事業を推進する体制を構築する予定という。
移行方法は、九州電力を株式移転完全子会社とし、新設する持株会社を株式移転設立完全親会社とする単独株式移転方式を採用する。この移行にともない、九州電力株式は上場廃止となるが、新たに交付される持株会社の株式は東京証券取引所プライム市場および福岡証券取引所本則市場に新規上場申請を行う予定としている。上場日は証券取引所の審査によるが、株式移転の効力発生日に合わせて調整される見込みだ。
同社は5月の原子力規制委員会との意見交換に際して、純粋持株会社制へ移行を検討していることを明らかにしていた。
【寺村朋輝】
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