ノストラダムスの大予言:2024年は第3次世界大戦の始まりの年!?(前)
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国際未来科学研究所
代表 浜田和幸「ノストラダムスの大予言」といえば、かつて世界的な大ベストセラーになりました。日本でも関連書籍が累計620万部売り上げました。そして、いまだに、このフランス生まれの医師にして占星術師の予言は異彩を放っています。1555年に出版された『大予言集』ですが、942の詩篇で構成されており、そのなかにはナポレオンやヒトラーの台頭、第1次、第2次世界大戦の勃発、はたまた広島、長崎への原爆の投下、ケネディ大統領の暗殺など、後に実現する予言が数多く含まれていたとされているのです。
とはいえ、ノストラダムスの書き残した4行詩をどう読み解き、どのように解釈するかは、大いに議論の分かれるところではあります。アメリカの宇宙飛行士が月面着陸に成功するとか、イギリスのダイアナ妃が事故死を遂げるとか、はたまたコロナウイルスの蔓延など、後付けの解釈で、そうした予言が的中したと主張する伝記作家も数多くいました。
なかでも世界を驚かせたのは「1999年7月に人類が滅亡する」という解釈ではなかったでしょうか。「空から恐怖の大王が降ってきて世界は破滅する」との予言でした。思い起こせば、公害問題や核戦争の恐怖などが折り重なって、いわゆる「終末論」や「オカルトブーム」に火が付いたわけです。
実際には人類の滅亡は起きていませんが、その理由を紐解く人々の間では、「西洋のキリスト教文明に対峙する東洋思想が広まったことで人類は救われた」との解釈もまことしやかに語られたものです。と同時に、地球規模の環境汚染や全面核戦争の可能性を含め、人類の未来に対する危機的な警鐘を鳴らしてくれたことは間違いありません。
そんなノストラダムスですが、年代ごとに未来を紐解く詩編を残してくれています。では彼の予言する2024年はどんな年になるというのでしょうか?実は、極めて凄まじい出来事が連続して起きるとのこと。安閑としているわけにはいきません。
第一の予言は「第3次世界大戦の勃発」。第2次世界大戦が終わって79年が経ちますが、ノストラダムスによれば、「2024年が第3次世界大戦の始まりの年になる」というのです。
しかも、「その主役は中国」との見立てを書き残しているわけで、驚かざるを得ません。ウクライナ戦争やイスラエルとパレスチナでの対立に加えて、「台湾有事」がまことしやかに話題となっていますが、きな臭い限りの予言です。
第二の予言は「異常気象と大規模な自然災害」。今年の元旦に能登半島を襲った大地震ですが、その後も九州から南海トラフにかけて日本各地で災害が発生しています。しかも、台湾、中国、インド、アメリカなど、世界各地でも同様です。
ノストラダムスによれば、「2024年を皮切りに極端な気象変動や気温の上昇が地球を覆う」とのこと。単に地球が生きていることの証(あかし)なのか、人類による資源開発という名の自然破壊の影響なのか、異常な事態が巻き起こっていることは否定の仕様がありません。
そして3つ目の大予言は「イギリスのチャールズ国王をはじめとする世界の著名な指導者が相次いで死亡する」というもの。確かにチャールズ国王の健康不安説や高齢化が懸念されるローマ法王のフランシスコ教皇など、世界のリーダーがいつあの世に旅立っても不思議ではないでしょう。アメリカのバイデン大統領をはじめ、インドのモディ首相、ロシアのプーチン大統領や中国の習近平国家主席など、いずれも70代から80代です。
(つづく)
浜田和幸(はまだ・かずゆき)
国際未来科学研究所主宰。国際政治経済学者。東京外国語大学中国科卒。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。新日本製鐵、米戦略国際問題研究所、米議会調査局などを経て、現職。2010年7月、参議院議員選挙・鳥取選挙区で初当選をはたした。11年6月、自民党を離党し無所属で総務大臣政務官に就任し、震災復興に尽力。外務大臣政務官、東日本大震災復興対策本部員も務めた。近著に『イーロン・マスク 次の標的「IoBビジネス」とは何か』、『世界のトップを操る"ディープレディ"たち!』。関連記事
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