立憲代表選・野田元首相が新代表に選出される
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立憲民主党は、23日午後、代表選挙の投開票を行い、決選投票で元首相の野田佳彦氏を新代表に選出した。
代表選挙は、1回目の投票では4人の候補者いずれも過半数をとれず、上位2位の野田元首相と枝野幸男前代表で決選投票を行った結果、野田元首相が過半数を制した。決選投票の結果は、野田氏が232ポイント、枝野氏は180ポイントだった。
なお、国会議員の投票に先立って、地方議員と全国の党員・サポーター票の開票が行われたが、野田元首相が139ポイントでトップとなり、以下、枝野前代表が123ポイント、泉健太代表が59ポイント、吉田晴美衆議院議員が49ポイントであった。
地方票でも野田氏の支持が厚く、保守中道層への訴求ができる野田氏への期待が高いことがうかがわれた。
野田新代表は、早ければ来月末にも行われるとみられる衆議院選挙に向けて幹事長など執行部の人事に着手し、政権交代に向けた挙党体制づくりを進める。
だが、枝野氏や吉田氏を支持したリベラル層のなかには、保守的な野田氏への不満や、消費減税を求める声もあり、そうした党内の声をどのようにまとめていくのか、野田氏の手腕も問われるだろう。
いずれにせよ、首相経験者であり、論戦にも強い野田氏の代表就任は、27日に行われる自民党総裁選の行方にも大きな影響を与えるとみられる。
【近藤将勝】
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