2024年12月22日( 日 )

【BIS論壇No.456】人生のご縁

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 NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
 今回は10月15日の記事を紹介する。

イメージ    さる10月10日、筆者の高校同窓の川内博史衆議院議員のご配慮もあり、第一衆議院議員会館地下大会議室で第7回国際伝統・新興医療融合協会国際大会を開催した。ZOOMを含め国内外から約100人近い方々が参加され、盛大であった。本協会を創設されたNY医科大学の故・広瀬輝夫医学博士も天上からさぞかし喜んでおられたことだろう。

 今回は海外からは、とくにスイスのAnti-Aging専門家のPeter Dietz、Alexandra  Dietz医学博士ご夫妻が、日本が大好きというお嬢さまともどもご参加いただき、これまでの高齢化医療の研究成果をご講演。参加者に大きな感銘を与えた。

 Alexandra Dietz博士は、筆者が商社でNY駐在時代の得意先のお嬢さまで、そのご縁で今回の講演が実現した。ご縁とは不思議なものだ。

 筆者のNYでの役割は、1980年代、これから発展するという情報産業を中心に健康医療関連も含め、新規事業開拓、新規技術の日本向け紹介が主任務であった。

 元ボリビア副大統領の姪の得意先に国連のウ・タント事務総長の広報担当官で、NY人脈が豊富というGloria Kins女史を紹介された。同女史に日本人として、NYビジネス界に最も食い込んでいると言われたNY紅花のRocky Aokiを紹介され、この2人を通じてNYビジネス界に人脈を拡大し、新規事業開拓に尽力した。 

 そのGloria さんが紹介したのが、Alex Dietzさんの母上の Nadaさんで、AlexさんはTexas大学で国際経営論博士号を取得。スイスに渡り、医者と結婚。本人もさらに医学博士号も取得したと母親のNadaさんが自慢していた。Nadaさんはクロアチア出身で宗教絵画や骨董を取引しておられた。このご縁がDietzさんご夫妻の日本でのご講演のきっかけとなった。ご縁は大切にしたいものだ。

 本日、NY時代のもう1人の得意先で、テキサスで不動産業を営み、成功しているMitaさんからメールが届いた。以前、融合医療協会大会に、インドのアーユルヴェーダ専門家を紹介し、自身もご主人とともに、インドの医療ツーリズムについてご講演をいただいた。

 今回はテキサスの細胞治療の有名な医学者を紹介し、2025年の第8回国際伝興医療融合協会国際大会にMitaさんご夫妻も参加。ともに講演したいとの申し出があった。早速、ご講演をお願いした。

 本年、北マケドニアからZOOMで御参加のKonimax社長は、2011年に北マケドニアに招待された際、マケドニア第2のハーブ、薬草、漢方の会社として紹介されて以来、毎回ご参加いただいている。毎年、キューバ大使館にも支援いただき、伝統・新興医療で有名なキューバ医療についてご講演いただいている。これは2001年にBIS創設10周年記念に18名のBISミッションをキューバに派遣したことがきっかけでご縁ができた。

 筆者の人生は国内外の人と人との出会いが織りなすご縁の集積で、そのご縁に深謝したい。


<プロフィール>
中川十郎(なかがわ・ じゅうろう)

 鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。

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