福岡県内注目選挙区のなかでも最も激戦となった福岡2区は、立憲民主党の稲富修二氏と自民党の鬼木誠防衛副大臣の事実上の一騎打ちとなった。最終的に鬼木氏は小選挙区で稲富氏に敗北したが、比例での当選を確実とした。
福岡2区では、前回(2021年)と違い、共産党が候補者を擁立するなど野党系候補が乱立し、現職に有利と思われたが、鬼木氏は、自民党派閥の裏金問題の影響から選挙戦序盤から稲富氏にリードを許した。企業・団体の組織票固めを行ったものの、無党派層の支持が伸びず、稲富氏の優位を崩せなかった。
鬼木氏は福岡市生まれの52歳。私立ラ・サール学園高校を経て九州大学法学部卒。西日本銀行(現・西日本シティ銀行)勤務の後、無所属で福岡県議会議員に立候補して当選。自民党に入党後、12年の衆院選で初当選し、防衛副大臣などを歴任。今回で5回目の当選をはたした。
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