【福岡2区】立憲・稲富氏 小選挙区で勝利し、5回目で雪辱果たす
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全国の選挙区のなかでも激戦となった福岡2区は、立憲民主党・前職の稲富修二氏が、小選挙区での当選をはたした。
稲富氏は「2012年に落選してここに来るまで12年かかりました。冬の時代を皆様がずっと支えてくださって、その冬の時代がなければここに立つことは出来ませんでした。ここ福岡2区のご付託をしっかりと腹にすえて、国会でこれから活動してまいります」と当選へのお礼と決意を語った
前回(21年)とは異なり、今回は与党自民党に対して、稲富氏の他、共産党など野党が乱立する構図となった。自民党の裏金問題への批判を受けて、終盤まで激しい競り合いが続いたが、党代表の野田佳彦元首相が来援するなど、稲富陣営も徹底した支援体制で臨んだ。自民党は福岡2区を重点地域として、党幹部が次々来援し、組織・団体を動員した選挙戦を展開、一方の稲富氏は無党派層の支持を得て、草の根選挙を行い勝利した。
稲富氏は2009年の民主党政権誕生の衆院選で初当選したが、自民党が政権に復帰した12年以来、小選挙区で勝つことができなかった。今回で5回目となる鬼木氏との戦いで、小選挙区での雪辱を果たす結果となった。
稲富氏は大野城市生まれ。私立白陵中・高校を経て、東京大学法学部卒。当選回数は4回。07年に無所属で福岡県知事選に立候補。その後、民主党、民進党などを経て、現在は立憲民主党に所属している。子どもが6人おり、大家族としても知られる。
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