【福岡11区】維新・村上氏、小選挙区での当選確実

　行橋市や田川市などを選挙区とする福岡11区は、日本維新の会の新人で、元経産官僚の村上智信氏が、自民党公認の前職・武田良太氏を振り切り、初当選を確実にした。

　村上氏は「選挙前から11区の市民たちは裏金問題に対し強烈な怒りを抱いていた。当初から風が吹いていたと感じ取っていました。自身の経験を活かし、11区の方々だけでなく日本という国家にも貢献できる政治家として活躍させていただきたい」と抱負を語った。

　派閥の政治資金パーティーに関する政治資金不記載が判明し、自民党から処分を受けたことで、武田氏に対する逆風が吹き、村上氏への支持が広がった。

　村上氏は福岡県築上町出身。京都高校、横浜国立大学、東京大学大学院を卒業後、経済産業省に入省。地域活性化や産業振興などを担当し、東北大学教授などを歴任した。過去2回の武田氏への挑戦では無所属であったが、今回は維新の看板を背負い、3回目にして勝利した