スーパーゼネコン4社、第2四半期決算で利益率大幅向上
-
2015年4月から9月(第2四半期)のスーパーゼネコン4社決算が出揃った。各社決算資料によると、いずれも工事利益率の改善から大幅増益を果たしている。詳細は以下の通り。
鹿島建設(株)は、連結売上高7,836億4,700万円(前年同期比+4.7%)、経常利益367億4,600万円(同+414.6%)。増収要因のひとつはアメリカでの事業拡大により、海外関係会社において前年同月比で20.6%増収となったため。建築事業での完成工事総利益率の改善にともない、大幅増益となった。
清水建設(株)は、連結売上高7,817億9,500万円(同+14.7%)、経常利益390億6,400万円(同+98.1%)。建設事業のほか、投資開発・エンジニアリング事業などすべての部門で増収。建築事業での完成工事総利益率の改善などにより、前年同期に比べ188億円増加したことが増益要因。
大成建設(株)は、連結売上高7,270億6,300万円(同+9.2%)、経常利益442億5,000万円(同+110.2%)。土木および建築事業の利益率が好転、開発事業の増収により売上総利益が増加。為替差損益の悪化などもあったものの、経常利益は大幅増となった。受注高も当初予想よりも大きく伸ばしている。
(株)大林組は、連結売上高8,346億2,600万円(同+2.9%)、経常利益455億3,700万円(同+104.5%)。国内建築事業では261億円の減収となったが、海外で216億円の増収となり、土木事業は双方で堅調な伸びをみせた。国内での工事利益率の改善により、大幅増益を果たしている。
【東城 洋平】
◆建設情報サイトはこちら>>
建設情報サイトでは建設業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。関連記事
2024年11月29日 14:302024年11月28日 12:102024年11月20日 12:302024年12月4日 12:302024年11月27日 11:302024年11月26日 15:302024年11月18日 18:02
最近の人気記事
2024年12月3日 13:06
2024年12月3日 06:00
2024年11月28日 14:00
2024年12月4日 06:00
2024年12月3日 18:05
まちかど風景
2024年11月18日 16:30
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す