【福岡5区】立憲・堤氏、小選挙区での勝利ならず比例復活
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福岡市南区の一部や筑紫野市、朝倉市などを選挙区とする福岡5区は、自民党・新人の栗原渉氏に敗れた立憲民主党・前職の堤かなめ氏が、比例九州ブロックで復活当選をはたした。
福岡5区は2009年を除いて自民・原田義昭氏が1996年から2017年まで当選を重ねていたが、 前回(21年)の選挙では自民党内の公認争いの影響で一部自民支持者の票が流れ、漁夫の利を得る形で堤氏が当選した。今回は、告示直前にリベラル系市民団体を通じての野党共闘が実現し、共産党が候補者を取り下げたものの、およばなかった。
堤氏は太宰府市出身。県立筑紫丘高等学校を経て九州大学文学部卒業。国際電信電話(現・KDDI)に勤めたのち、九州大学大学院で社会学を専攻。スウェーデン・カロリンスカ研究所客員研究員、九州国際大学教授などを経て、10年の参議院議員選挙(福岡)に当選。11年の福岡県議会議員選挙(博多区)で初当選し3期連続当選、21年の衆院選で初当選している。
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