2024年10月28日( 月 )

【福岡11区】自民・武田氏、勝利ならず

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 行橋市や田川市などを選挙区とする福岡11区で、あの自民党・前職の武田良太氏が落選した。武田氏は日本維新の会・新人で元経産官僚の村上智信氏におよばず、比例区での重複立候補をしていなかった。

 武田氏は「逆風、苦しい選挙でした。原因は全てわたしにあります。結果は厳粛に受け止め、次に進んでいきたいと考えております」と敗北の弁を語った。

 武田氏は旧二階派を事実上継承するものとみられ、自民党内でかなりの力をつけてきたと評価されていたが、惜敗という辛酸を舐めることとなった。自民党には選挙スタート時から厳しい批判を示すデータが集まっていた。あまりにも傲慢で裏金まみれの政治姿勢に対し、11区の良心的な市民は強く憤激していたのであろう。

 武田氏は県立小倉高校を経て早稲田大学文学部卒業。叔父は田中六助元自民党幹事長(1985年没)。亀井静香元自民党政調会長の秘書などを経て2003年の衆院選に無所属で初当選、翌04年に自民党入党。初当選までに10年かかった苦労人でもある。麻生太郎自民党最高顧問との「犬猿の仲」でも知られる。

関連キーワード

関連記事