2024年12月22日( 日 )

国際都市・福岡への変貌と躍進に感謝

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(株)曙設備工業所 会長 野田弘之 氏

リーマン・ショックが転機

野田弘之氏
野田弘之氏

    2008年リーマン・ショックの大激震で、多くのデベロッパー、ゼネコンが倒産した。「これは一大事になる」と、当時代表社長で第一線を指揮していた野田氏は危機感を抱いたそうだ。さらに工事単価が押さえられ、職人たちの稼ぎも哀れなものだった。だから職人の数も激減した。

2010年から国際都市福岡へ快進撃開始

 「流れが変わったのは2010年からだ。さまざまな建設プロジェクトの情報が舞い込むようになってきた」と振り返る。「平成のバブル崩壊以降、20年耐えてきたが、ようやく流れが変わり始めた」と直感したという。「ついに福岡が国際都市へ変貌する時がきたか」と大きな時代の変化を感じていた。

建設業界だけで繁栄は不可能

 「やはり建設業界、我々の設備業界の力だけで繁栄することはできない。地元・社会・国全体が上げ潮ムードになってこそ我々の出番となってくる。謙虚に受け止めることが必要だ」と野田氏は説く。2010年以降、受注環境は様変わりした。受注を選別できるまでになった。その結果は工事単価に現れる。粗利が好転したのだ。しかし、野田氏は「業績好転の原因は都市福岡の発展によるもの。己の経営力はたかが知れている」といたって謙虚な姿勢だ。

 すでに事業継承の段取りも完了した。同社は次なる時代のステージに向かって、地元福岡の発展とともに躍進を続ける。

【児玉直】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:蒲生和紀
所在地:福岡市早良区田村4-15-10
設 立:1982年2月
資本金:6,000万円
TEL:092-801-7247
URL:https://kk-akebonosetsubi.com

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