2024年11月05日( 火 )

24年地価調査・地価15%上昇の美野島でLANDICがマンション

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地価15%上昇の美野島でLANDICがマンション

 博多駅の南西部・美野島エリアでは、2地点が基準地として選定されているが、いずれも15%超の大幅な上昇率となった。美野島通り沿いの「美野島1-17-8」は16.1%の上昇となり、2年連続で15%超、3年連続で2ケタ増の伸びを見せた。7年連続での2ケタ増となったのが、「美野島3-22-40」(15.5%増)だ。百年橋通りに面した立地で、百年橋通り沿いはマンション開発が活発なエリアとなって久しい。

 その開発を牽引してきた1社が、不動産デベロッパー・LANDIC(福岡市博多区)だ。同社では現在、「美野島3-22-40」の向かいで総戸数52戸の分譲マンション・デュレジア博多アベニューの開発に取り組んでいる。RC造・地上14階建のデュレジア博多アベニューは、1LDKから3LDKの間取りで構成され、1LDKと2LDKの一部では高い天井高を生かし、居住空間を縦に活用する「ガレーロ」も設けられる。

 LANDICでは、美野島交差点のランドマークとなったL+(エルプラス)の運営も手がけているが、この近隣でも300坪弱の敷地に90戸クラスの資産運用型マンション開発を計画している。

 博多駅の南東部では、前述の2地点「博多駅東3-3-16」(16.1%増)、「博多駅南3-2-6」(16.0%増)に加え、「豊2-3-5」(15.8%増)、「半道橋2-7-45」(18.8%増)、「上牟田3-11-3」(16.0%増)と上昇が目立つ。オフィスビルやホテルの新築ラッシュに加え、不動産取引も活発化する地下鉄・東比恵駅の周辺には基準地がないものの、このように近隣では上昇が顕著となっている。

 「博多駅東3-3-16」と「博多駅南3-2-6」の中間地点、東比恵駅から徒歩6分の立地で計画されているのが、LANDICによる分譲マンション・デュレジア博多比恵(仮称)だ。比恵公園や山王公園にも近く、博多駅までも徒歩圏という立地で、物件の規模はRC造・地上14階建、総戸数126戸となっているが、販売前(12月販売開始予定)のため、販売戸数などは未確定としている。さらに同社では、筑紫通り沿いの商業施設・コマーシャルモール博多のf近隣でも1,300坪超のマンション用地を確保済み。規模は未定ながら、大型の実需型マンション計画が進行中だ。

 デュレジア博多比恵(仮称)は、デュレジア博多アベニューと同じく、博多駅まで徒歩圏で、賃貸需要も高い立地のコンパクトマンションという仕様。LANDICには、賃貸仲介、不動産売買を手がけるグループ会社もあることから、「ライフプランやスタイルに合わせ、将来的な賃貸転用や売却も検討できる『半住半投』の提案も行っている」(同社)という。

(つづく)

【永上隼人】

中洲が息吹き返す

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