24年地価調査・飯塚駅周辺も上昇目立つ
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駅再整備・商業施設開業 飯塚駅周辺も上昇目立つ
注目したいのが、飯塚市の地価動向だ。県内下落率ランキングには住宅地・商業地ともに複数地点が入ったものの、大型商業施設・ゆめタウン飯塚の開業(23年7月)および駅舎や駅前の再整備が進められるJR飯塚駅の周辺では、地価上昇が顕著となった。飯塚駅から徒歩1分程度の「菰田東1-3-37」(10.0%増)は前回の1.2%増から大幅上昇となったほか、ゆめタウン飯塚に近い「徳前字水町16-5外」(10.2%増)も2ケタ増となった。「堀池字神田283-3」(6.4%増)も堅調な伸びを見せる。
再整備が進むJR飯塚駅の駅前で新築マンション・アメイズ飯塚駅前プレミアムの開発を手がけるのが、シフトライフ(福岡市中央区)だ。全36戸の分譲マンション・アメイズ飯塚駅前プレミアムは、飯塚駅までは徒歩2分、ゆめタウン飯塚までも徒歩7分という立地で、竣工は26年4月を予定。11月の販売開始を控えている状況ながら、「すでに多くの反響をいただいております」(シフトライフ)という。
飯塚駅から徒歩6分の立地で5月に竣工したアメイズ飯塚ステーションレジデンスの竣工前完売も記憶に新しいだけに、注目を集めているようだ。
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今回の地価調査で上昇が目立ったのは、すでに述べた通り「博多」「天神」「ららぽーと福岡」の周辺エリアだ。これらの地域の地価上昇に連動するように、他エリアでも上昇地点が増加。福岡市内に限っても東区香椎やアイランドシティ、中央区地行や薬院、渡辺通、南区大橋や井尻、平和、野間、長住、西区姪の浜や愛宕、九大学研都市駅の周辺、城南区では福大周辺、早良区野芥など、新たに2ケタ増となった基準地も増えてきた。
同時に、建売住宅の販売鈍化により上昇幅が縮小するエリアも増えてきており、今後は二極化がより鮮明となっていくだろう。
(了)
【永上隼人】
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