2024年12月11日( 水 )

【訃報】太田誠一元農水大臣が東京都内の病院で死去

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 農林水産大臣や総務庁長官などを務めた元衆議院議員・太田誠一氏が、東京都内の病院で亡くなっていたことが分かった。79歳だった。

 太田氏は福岡市出身。慶應義塾大学卒業後、福岡大学経済学部助教授を務め、1980年6月の衆院選で初当選。88年、竹下登改造内閣で大蔵政務次官を務め、94年4月、自民党を離党し、新進党の結党に参画したが、95年に自民党復党。その後、行政改革担当大臣兼総務庁長官などを歴任し、2008年8月、福田康夫内閣で農林水産大臣に就任した。

 1967年から83年まで福岡県知事を務めた亀井光氏は、義父。宏池会会長代行を務めたほか、自民党人権問題調査会会長も務め、あらゆる差別をなくす人権擁護法案の制定を目指して党内論議に取り組んだ。

 太田氏の元秘書で、地方議員や首長となった人は多く、2011年の政界引退後も、ご意見番として、安倍一強政治の批判など歯に衣着せぬ発言を行い、支持者も少なくなかった。

【近藤将勝】

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