「どうせするなら喜んで」の精神で20年
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久留米高牟礼ライオンズクラブ会長 松尾 一広 氏
福岡県久留米市で空調工事、給排水工事の設計施工、上下水道、スプリンクラー工事を手掛ける(株)ユニイチ。同社は、「誠心誠意」をモットーに顧客満足に取り組み、信頼関係を得ることで着々と業績を伸ばしている企業だ。
そんな同社の代表取締役社長の松尾一広氏はライオンズパーソンでもある。松尾社長は1990年7月に脱サラして独立したが、その直後に設立された「久留米高牟礼ライオンズクラブ」に入会した。だが、当時は自らが進んで入会した訳ではなかったようだ。「あの時はある方から紹介を受けて半ば強制的に参加させられました(笑)」と笑って話す松尾社長。それから25年。2005年には会長に就任し、今年10年ぶりに2回目の会長に就任した。現在「協力、努力、奉仕力」の方針を掲げ、会員たちとともに積極的に活動している。――現在のライオンズでの活動は?
松尾 青少年の育成を軸に、小学生農業体験学習でジャガイモ植え付け、収穫を行い、作物の育つ喜び、楽しみ、大変さを体験してもらいました。また毎年、久留米市内の高齢者約500名にお集まりいただき、グランドゴルフ大会を行っています。その他の活動では、献血のほか、コンサート活動では耳の聞こえない子どもたちのために学校の先生たちと協力してボディーパーカッションのアクティビティーを行ったりしています。
――様々なボランティア活動を行っていますね。
松尾 そうですね。久留米の児童養護施設では毎年1回、クリスマスの時期に我々会員がサンタクロースに扮してクリスマス例会を行っています。
それ以外の活動としては、会員同士でお酒を飲むことを大切にしていますね。例えば毎月例会を行っていますが、会議を15分で終わらせて、その後、飲みに行くとかですね。具体的な活動内容や方針などは飲みの席でも決まることがあります。“ノミニケーション”といいますか、人と人との繋がりをとても大切にしたいと思っています。――現在の会員はどの位おられるのですか?
松尾 現在、25名です。今年に入って5名増えました。
――松尾社長は当初は入会にすることにあまり積極的ではなかったとのことですが。
松尾 確かに自ら進んで入会した訳ではありません。しかしその代わりに、一生懸命やること、やめないことを自分自身との約束にしてきました。このような取り組みは仕事にとても活きています。
――どのように仕事に活かしているのですか?
松尾 我々は「どうせするなら喜んで」の姿勢で仕事をしています。金額の大小に関係なく修繕工事をいただいた場合は断りません。どんなに多忙であっても一番優先するのは「お客様が困ったこと」に対応することです。一言でいえば「困ったことはすぐやる」です。お陰様でこの姿勢により仕事に繋がっていると感じることが多々あります。このような姿勢や考え方にはライオンズクラブで培った経験が生きていると感じていますね。
――今後の活動についてお聞かせ下さい。
松尾 今年6月に第23回会長に就任させていただきました。抱負としては“協力、努力、奉仕力”の3つを掲げさせていただき、会員の皆さんと一致団結していくことです。来年6月には福岡で第99回ライオンズクラブ国際大会が行われます。我々のクラブでは各国の会員が福岡市のメイン道路を通行止めにして練り歩くパレードである「インターナショナルパレード」に全員で参加しようと思います。今後もクラブ活動を通じて、少しでも社会に貢献できればと思っております。
――本日はお忙しいなか、ありがとうございました。
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