芥屋ゴルフ倶楽部、エフガレージの地元名産を扱うソーシャルギフトサービスを導入
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福高観光開発(株)(福岡市博多区、高倉力矢代表)が運営する芥屋ゴルフ倶楽部(糸島市)は、昨年12月から、「手ぶらdeギフト」と銘打ち、20数点の商品のギフトカードの取り扱いを始めた。プレー時の景品や贈り物として活用されている。カード上のQRコードを読み取って住所を指定するだけ受け取れるようになっており、利用者は来たときから荷物を増やすことなく、手ぶらで帰ることができる。ショップで販売するほか、利用客からコンペの景品のセレクトを依頼された際にも提案するなどしている。
このギフトカードの開発に取り組んでいるのが、ソーシャルギフトサービスを手がける(株)エフガレージ(福岡市中央区、中村成寿代表)だ。同社のギフトカードのコンセプトは、福岡空港や博多駅のお土産売場には置いていないような地元の名産を扱うというもの。有名な商品ばかりというわけではないが、代表・中村氏が一軒一軒訪ねて吟味した、いわば地元の隠れた名産である。商品は食品、お菓子、調味料などで、比較的手ごろな価格のものから高価格帯のものまで取りそろえている。
利用者が手ぶらで帰れることのメリットはほかにもある。芥屋ゴルフ倶楽部の担当・和田氏によると、冷凍または冷蔵の食品の場合、利用者がすぐに帰宅できる状況であれば問題ないが、そうでなければ郵送する手間が生じる。さらに、会員登録している住所情報などがもし更新されていなかった場合、再配達のため余計に時間や料金が発生するケースもあるという。ギフトカードであれば、配送が前提であり、受け取る側がその時点で送り先を入力するため、そうした懸念はなく、安心できるようだ。
また、商品の説明をパネルで行うことで、実際の商品を多く抱えることによる在庫リスクが発生することを心配する必要もないと言う。
「相手に届けたい商品を選んで、体験を共有してもらいたい」とのエフガレージ代表・中村氏の想いから、ギフトカードはカタログ形式ではなく商品別に用意されている。芥屋ゴルフ倶楽部に行った際にはぜひのぞいてみてほしい。
中村氏によると、芥屋ゴルフ倶楽部を皮切りに、福岡雷山ゴルフ倶楽部、筑紫ヶ丘ゴルフクラブでのギフトカード販売も開始しており、2025年中に福岡県下の20のゴルフ場で販売することを目標としている。商品のラインナップも徐々に広げていく予定だ。
【茅野雅弘】
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