すすぎ不要が提供する3つのメリット ダシュノンが切り開く新時代の洗濯革命

工程の短縮で大幅コストダウン

    従来の洗浄作業では「洗い→すすぎ→脱水」という3つの工程が当たり前だとされてきた。しかし、ダシュノンはすすぎ工程を省く設計によって、作業時間と水・電気などの使用量を大きく抑えることに成功している。たとえば、あるクリーニング工場からは「導入後に水道使用量が半分以下になり、洗濯工程がスピードアップした」という報告があった。

　また、建物の清掃やビルメンテナンス業を営む企業からは「床洗浄でのすすぎが不要になり、スタッフの負担が減って、結果的に人件費も軽減できた」との声が寄せられている。実際、洗剤自体の価格が合成洗剤よりやや高くても、トータルコストで見ると“むしろ安くなる”場合が少なくない。光熱費と人件費の両方を圧縮できることこそ、販売好調の大きな理由だと同社は分析する。

洗浄成分を水と炭酸ガスに分解

　続いて注目されるのが、ダシュノンの洗浄成分が環境中の微生物によって水と炭酸ガスへ最終的に分解される“易分解性”という特長だ。従来の合成洗剤には分解されにくい界面活性剤が多く含まれ、川や海の生態系を脅かすリスクが問題視されてきたが、ダシュノンであれば、そのリスクを大幅に軽減できるという。

　近年はSDGs（持続可能な開発目標）や企業の社会的責任（CSR）の観点から、環境を損ねない製品が強く求められている。そうした流れの中、“すすぎ不要”だけでなく“自然にも配慮”できるダシュノンは、多様な業種の企業イメージ向上にも貢献。肌トラブルやアレルギーに悩む現場においても、化学物質の大量使用を避けられる点が導入の決め手になっているという。

中性洗剤なのに油汚れをしっかり剥離

　すすぎ不要と易分解性で話題を集めるダシュノンだが、中性洗剤に位置づけられるにもかかわらず高い洗浄力を備えていることも大きなアピールポイントだ。その背景には、青森ヒバから抽出された精油の力がある。精油には油汚れを剥がす働きをサポートする成分が豊富に含まれ、油脂を分散させて汚れを浮かせることで、合成洗剤にも負けない洗浄効率を実現している。

　同社によれば、宴会場のテーブルクロスといった“極度に油脂汚れが強い”ケースでは合成洗剤の併用を推奨する場合もあるが、日常的な洗濯や大量洗浄の場面ならダシュノンのみで十分カバーできるとのこと。中性洗剤ゆえの取り扱いやすさに、天然精油の油汚れ除去効果が加わった形だ。

「家庭用」の問い合わせも増加

　さらに、肌アレルギーなどが懸念される家庭からの問い合わせも増えているという。もともと天然由来の洗濯洗剤を好む層は一定数存在するが、石けん系の洗剤をドラム式洗濯機で使うと“白いカス”が付着し、故障を招くおそれが指摘されてきた。

　一方、“すすぎ不要×易分解性”のダシュノンは、洗浄時の固着がほとんど起きず、ドラム式洗濯機への負担を抑えられる。同社によれば、「最近は家庭用としての問い合わせが増えており、敏感肌の家族や忙しい主婦層に広がりを見せている」とのことだ。

ダシュノンが切り開く新時代の洗濯革命

　合成洗剤が主流だった洗浄現場にあって、「ダシュノン」はすすぎ工程の省略、易分解性による環境保護、そして青森ヒバ精油を活用した高洗浄力という3つのメリットを同時に提供し、業界の常識を大きく変えつつある。

　クリーニング工場やビルメンテナンス清掃など“水と時間と人手”の多い現場においては、水道光熱費や人件費の削減に大きく寄与し、環境負荷も軽減。家庭でもドラム式洗濯機の故障リスクを下げ、敏感肌の人々が安心して使える洗剤として注目され始めている。同社は「さらなる需要拡大に向け、改良や普及を進めていきたい」としており、“すすぎ不要”を合言葉にした新時代の洗濯革命は、今後ますます勢いを増しそうだ。

【児玉崇】

＜COMPANY INFORMATION＞
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設　立：2023年11月14日
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