【加藤縄文道28】「日本民族南方渡来説」の普及を確認
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縄文アイヌ研究会
主宰 澤田健一 氏北海道中央バスのCBツアーズに参加して道東の遺跡や博物館を見学してきました。
そのなかで遠軽町埋蔵文化財センターの見学があり、北海道で2つ目の国宝となった黒曜石を見てきました。黒曜石でできた完成品の石器だけでなく作製途中ででる削りカスもすべて含めて国宝になっている、特殊な国宝です。
学芸員の方が詳しく解説してくださり、単なる削りカスに見えたものが実は製作過程を知る重要な手掛かりとなっていることを説明してくれました。
そんな中、参加者のお1人から「日本民族はどこからやってきたのですか?」との質問があった。すると学芸員はハッキリと「南からやって来ました」と答えられていた。
自分は平成末から執筆活動に入りましたが、そのころは「日本民族のご先祖さまは南方から渡来した」と言ってもほぼ100%否定されていました。「北方から入ってきたのは絶対に間違いない」と言われましたし、それは学会の結論であると著書には記されていました。
それが近年の核DNA解析によって日本民族だけではなく、東ユーラシアに住むすべての人が南ルートだと発表されています。(『縄文人ゲノム解析からみえてきた東ユーラシアの人類史』2020年8月25日 東京大学・東京大学大学院・金沢大学)
これから正しい歴史観が広がっていくという期待感があります。「日本民族南方渡来説」は確実に広がり、定着していくことでしょう。
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