日台会館が菊陽町にオープン 文化交流、ビジネス推進の拠点に

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 菊池郡菊陽町に3日、「日台会館Palais de Formosa」がオープンした。施設は(株)出雲総業(熊本県八代市)が保有していた結婚式場で、結婚式場やレストランを展開する台湾の御嵿(オクチョウ)グループが同社から購入し、台湾料理などを提供するレストランやカフェ、宴会場などの施設としてリニューアルした。

前列右から3人目が木村知事、
4人目が孫会長、5人目が黄市長

    同日、同会館においてオープニングセレモニーが開催された。孫正強オクチョウグループ会長は同会館が「日本と台湾の交流やビジネスを推進する重要な拠点になる」と意気込みを語ったほか、木村敬熊本県知事も同会館について「交流の拠点として、日本と台湾の架け橋になる」ことへの期待を表明した。黄偉哲(台湾)台南市長は「TSMCの熊本進出後、日台の地方自治体・政府や民間企業、学校間の往来がさらに頻繁になった」と述べた。同市東区と熊本県菊池市は昨年11月、友好交協定を締結している。

 オクチョウグループは日本初進出。台湾タウンを設立して日台間の食や文化、ビジネスなどにおける交流を図る構想を以前より披露しており、今後は熊本市などでも展開する予定。

日台会館が菊陽町にオープン

【茅野雅弘】

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