蔵内勇夫氏、2度目の福岡県議会議長就任へ~全国議長会選挙への立候補見据える

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 福岡県政の実力者として知られる蔵内勇夫氏が近日中に開かれる県議会臨時会で福岡県議会議長に就任する見通しであることが分かった。蔵内氏は2001年5月から02年5月まで議長を務めており、2度目の就任となる。

 福岡県議会では、議会運営委員長(以下、議運委員長)を務めた4期生議員が議長に就任する慣例となっており、現在、議運委員長は、4期務める野原隆士議員が務めている。

 慣例に従えば本来、野原氏が議長に就任するはずだった。しかし、昨年4月に福岡県議会が、6泊9日でワンヘルスの推進を目的に実施したアフリカ・中東視察に行った際に多額の金額を要したことやドバイ行きへの批判が高まり、海外視察の在り方の見直しが行われることとなった。

 香原勝司議長も視察に参加した経緯があることから「引責辞任」と受け止められるのを避ける意味合いもあり、現在も議長を続けている。蔵内氏の議長就任となると、またもや野原氏は議長就任を逃したことになる。

 蔵内氏は当選10回を数え、自民党福岡県連会長などを歴任。現在、県連常任相談役や「九州の自立を考える会」の会長も務めている。また人と動物の健康と環境の健全性を1つの健康と捉え、一体的に守っていく「ワンヘルス」の提唱者としても知られ、26年4月から世界獣医師会会長への就任が予定されている。

 今回、異例ともいえる2度目の県議会議長就任の話が持ち上がった。県議会関係者によると5月に行われる全国都道府県議会議長会の会長選に福岡県から重鎮である蔵内氏を擁立したいとの考えがあるようだ。また福岡県議会だけでなく、ほかの九州各県議会からも蔵内氏を支持する声が上がっている。

 4日午前に行われる予定の代表者会議で民主県政県議団など主要会派に打診し、11日の臨時議会で蔵内氏が議長に就任する見通しである。

【近藤将勝】

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