

18日、西鉄・大橋駅から徒歩1分の複合施設「OHASHI HILL」が一部開業を迎えた。

代表取締役 原田透 氏
施設の開発を手がけたえんホールディングスの原田透社長は、同日行われた開業式典で、「OHASHI HILLは単なる商業施設ではなく、ゆめアール大橋の遺伝子を受け継いだ施設です。地域の方々に気軽にくつろいでいただける空間として、また近隣の教育機関と連携しながら地域活動や学生の表現の場として活用いただければ。地域の皆さまに『できてよかった』と思っていただける施設であってほしいと願っています。大橋エリアの発展に少しでも寄与できれば幸せに思います」と話した。

OHASHI HILLの植栽を監修した庭園デザイナー・石原和幸氏は、屋上広場・スターパークで行われた植栽セレモニーで、「着工前、施設の敷地はOHASHIはらっぱとして地域の方々とともに畑をつくったり、花を植えたりしました。OHASHI HILLについても、365日季節を感じられる植栽として設計しました。建物は敷地いっぱいに建っているのですが、建物を活用した立体的なデザインの植栽としております。春にはジャスミン、夏にはブーゲンビリアといったように季節の花々がいつでも咲いているように設計しました。地域に花・緑の文化が広がっていけばいいなと思っています」と話した。
今回の先行開業は、駐車場(87台)に加え、1階や6階の広場といった共用部分と自社運営の多目的施設・おおはしラボなど一部で、テナント区画については6~7月初旬の開業を計画しているという。


OHASHI HILLの責任者・西川辰之介氏は、「全面供用開始を控え、これからが本番だと思っています。1階には核テナントとなる物販店舗やカフェベーカリーなど、2階、3階にはクリニック、4階にはエステやフィットネス、5階にはシェアオフィスが入居いただく予定です。また、6階にはカフェや一時保育所などの開業予定もあります」と述べた。
OHASHI HILLは災害時、徒歩の帰宅者に水やトイレなどを提供する「災害時帰宅支援ステーション」としても活用される。
【永上隼人】