2024年11月05日( 火 )

福岡市中心部3 500坪の再開発計画再び 柳橋連合市場

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

yanagibasi-300x200柳橋連合市場一帯を再開発しようという構想はずいぶん前からあったものだが、依然として実現はしていない。部分的な開発は今に始まったものではないが、先週、住民及び事業者向けに再開発の説明会が密かに行われたようだ。主催したのは地場の不動産業者2社。市場内に告知すること2日間で、疾風のごとく開催され、会場に入りきれないほどの人数が集まったという。


 主催者からは、市街地再開発事業の紹介が行われた模様。福岡市の再開発事業として、助成を受けながら、出来る限り住民の費用負担を少なくする事例が示された。3,000坪を超える敷地内に、ホテルやマンションなどを建設し、住民・事業者を優先的に入居させ、残りをデベロッパーに販売するという。同市場内では地主、家主、さらには又貸しの借家人も複雑に存在していることから、仮に再開発組合が結成されたとしても、意見の取りまとめは難航を極めそうだ。なお、主催した2業者は福岡市へ開発における相談はしているというが、「正式に委託を受けている」との説明はなかったようだ。


 また、同市場内に単独でホテル建設を画策している動きもあるようで、そのホテル開発の可能性について、参加者より質問がなされた。積極的な開発業者がいる一方で、「頼まれても手を出したくない」とつぶやく開発業者もいる。いずれにせよ、福岡市都心部であれだけまとまった土地は他にはなく、その動向には注目が集まる。

 

 

関連キーワード

関連記事