【連載5】今こそ推したいアビスパ福岡:古賀市長もユニフォームを着用し選手を激励

 古賀市では1983年に結成された「FC花鶴オセアノ」をはじめ「小野マリンズFC」「舞の里フットボールクラブ」など、幼児から小学生を対象としたサッカーチームが数多く活動している。小中学生だけでなく、幼稚園に通う子ども達もサッカークラブに参加するほど身近なスポーツとしてサッカーが親しまれている。今回、古賀市長・田辺一城氏に、アビスパ福岡とのフレンドリータウン協定の意義やスポーツ振興への取り組みなどをうかがった。

 ──古賀市は、幼稚園児もサッカークラブに参加するなどサッカーが盛んです。市長もアビスパ福岡の「古賀市応援デー」にユニフォーム&短パン姿でハーフタイムの挨拶に臨まれるなど熱心に取り組まれています。アビスパ福岡とのフレンドリータウン協定締結の経緯をお聞かせください。

 田辺一城氏(以下、田辺) 古賀市は2009年に古賀市スポーツ振興基本計画を策定し、19年には第二次推進計画を策定し、生涯スポーツ社会の実現に向けたさまざまなスポーツ振興に取り組んでまいりました。

フレンドリータウン協定を締結する田辺市長と川森社長(現会長)
フレンドリータウン協定を締結する
田辺市長と川森社長(現会長)

 フレンドリータウンに関する協定は、本市が推進する「地域活性化とスポーツ文化の振興」ならびに、アビスパ福岡の基本理念である「地域に根ざしたスポーツクラブ」および「地域に生活する人々とともにスポーツを通じて、子どもたちに夢と感動を、地域に誇りと活力を与える」ことを目的として、19年12月にアビスパ福岡(株)代表取締役社長(現会長)の川森敬史様ご出席のもと、協定を締結いたしました。

 ──フレンドリータウン協定を結ばれてからどのような活動に取り組まれていますか。

 田辺 フレンドリータウンには自治体を担当してくれる選手がいらっしゃいます。古賀市はゴールキーパーの永石拓海選手と、ミッドフィルダーの見木友哉選手のお2人です。毎年、古賀市応援デーが行われていますが、23年4月開催の応援デーでは、市長としてユニフォーム&短パンを着用しハーフタイム時に挨拶をさせていただきました。

 それまでは、ユニフォーム以外は自前でしたが、多くのサポーターの皆さんがX(旧・twitter)で「田辺市長に本物を」と呟いてくださったことで、短パンとソックスをアビスパ福岡さまからお借りさせていただきました。古賀市の取り組みとして地域の魅力を発信して地域経済を活性化させるシティープロモーションの一環でもあり、福岡都市圏のなかで自然に恵まれ、スイーツコーンなど魅力ある特産品があること、多くの企業が立地していることなどを紹介させていただきました。

 試合開始前には、スタジアム入り口において、古賀市をアピールしました。そのなかで場所にとらわれない働き方・生き方を実現できるよう、薬王寺温泉の旅館をサテライトオフィスやコワーキングスペースに改装した「快生館」の取り組みも紹介しました。

 古賀市応援デーでは、古賀市内の小学生を招待し、また古賀中学校サッカー部がキックオフ直前のイベントに参加しました。地元に工場・事業所があるピエトロ・日本食品・ニビシ醤油より商品をご提供いただくなどご協力をいただいております。

田辺古賀市長
田辺古賀市長

 ──今年の取り組みはいかがでしょうか。

 田辺 4月15日にはRKBラジオに担当職員が出演し、アビスパ福岡への応援について熱く語りました。 

 6月21日(土)開催の「アビスパ福岡VSアルビレックス新潟」戦は、古賀市を含めた福岡都市圏合同応援デーとして、本市を含めた都市圏の小・中・高校生とその保護者6,000名が招待されることになっています。

 ──アビスパ福岡にエールをいただけますか。

 田辺 古賀市応援デーや子どもの体力づくりイベントなどアビスパ福岡の皆さまには大変ご協力をいただいております。応援デーなどを通じて、多くの市民に熱い関心をもっていただく機会となっており、本市としてもこれまで以上に全力でアビスパ福岡を応援してまいります。

【近藤将勝】

【連載4】

関連記事