12日、(株)南陽(本社:福岡市博多区、篠崎学代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は365億3,500万円(前期比3.8%減)、営業利益は28億5,100万円(同2.4%増)、経常利益は31億1,400万円(同2.6%増)、当期純利益は20億3,800万円(同2.3%増)で、減収も利益面では各段階で増益となった。
決算要因としては、セグメント別で明暗が分かれた。主力の建設機械事業では、商品価格の高止まりや車輌納期の遅れにより販売環境は厳しかったものの、即納可能品の重点販売や民間工事需要に支えられたレンタル事業の好調により、売上高は136億7,300万円(同0.0%増)、セグメント利益は18億9,400万円(同10.6%増)と堅調に推移した。
一方、産業機器事業では、半導体・ロボット分野における投資抑制の影響を受け、売上高は223億400万円(同6.6%減)、セグメント利益は16億8,100万円(同3.6%減)と減収減益だった。
また、砕石事業は公共工事需要の継続とコスト削減の努力が奏功し、売上高は5億5,600万円(同25.9%増)、セグメント利益は800万円(同141.8%増)と改善を見せた。
来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は380億円(前期比4.0%増)、営業利益は27億5,000万円(同3.6%減)、経常利益は29億円(同6.9%減)、当期純利益は18億5,000万円(同9.2%減)で、増収も利益面では人的資本投資やサステナビリティ施策の費用増を見込んで減益を予想している。
【寺村朋輝】
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