13日、(株)ウチヤマホールディングス(本社:北九州市小倉北区、山本武博代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は291億500万円(前期比0.9%増)、営業利益は2億800万円(同64.6%減)、経常利益は5億6,500万円(同52.4%減)、当期純利益は20億5,100万円(同858.9%増)で、減益も最終利益は大幅な増益となった。
決算要因としては、主力の介護事業が新規拠点の開設および入居率の向上により増収増益を維持した一方、カラオケ事業は円安や光熱費高騰、深夜帯需要の低迷を背景に赤字が続いた。飲食事業は業務効率化により増益を確保。不動産事業は減収減益となったものの、安定収益源として一定の貢献をはたした。このほか、特別利益として固定資産売却益4億4,000万円と、特別損失として固定資産の減損損失3億600万円を計上した。これらに加え、25年1月に連結子会社である(株)ボナーが(株)さわやか倶楽部に吸収合併されたことで、税務上の繰越欠損金について回収可能性が認められた結果、繰延税金資産を10億9,100万円追加計上。これが法人税等調整額(益)として処理され、当期純利益は大幅な増益となった。
来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は296億3,900万円(前期比1.8%増)、営業利益は5億9,100万円(同183.7%増)、経常利益は6億2,400万円(同10.3%増)、当期純利益は2億7,200万円(同86.7%減)で、利益面では大幅な増益を見込むが、純利益のみ反落によって減益を見込んでいる。
【寺村朋輝】
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