
10日午前9時50分ごろ、福岡市中央区今泉の国体道路(国道202号)で、通行人から「歩道が陥没している」と110番があった。けが人はいなかった。

歩道から車道にかけて幅2m程度の穴があいており、現在福岡県警中央署が天神西通りから国体道路につながる信号付近にパトカーや交通整理を行う警察官を配置するなど国体道路の現場付近4車線や歩道の一部を規制している。
なお通行規制の関係で、国体道路に近い今泉薬院通りなど渋滞している箇所がある。
事故当時、現場近くでは市が浸水対策の雨水管敷設の工事を行っていた。現在、福岡市などが工事との関連を含めて調査している。
福岡市では2016年に博多駅前道路陥没事故が起きた。市営地下鉄七隈線の延伸工事中でトンネル内に地下水が流入したことが原因であった。現在も福岡市民のなかで博多駅前陥没事故の記憶が残っている。

現場は福岡市中心部の天神に近く、飲食店やマンションなどが立ち並ぶエリア。通勤・通学や買い物などで歩行者や車の通行量も多い。現在多数のメディアが取材に詰めかけており、周辺店舗の従業員や多くの通行人が心配そうに現場の状況を見守っていた。
【近藤将勝】
関連記事
2025年6月7日 06:00
2025年6月5日 13:00
2025年6月4日 14:30
2025年6月4日 15:30
2025年6月3日 15:30
2025年5月28日 18:00
2025年6月10日 17:00