如水庵「野ノ菓」6月13日販売開始──若手社員が挑んだ新商品開発プロジェクト第3弾、和菓子まつりでお披露目
福岡の老舗和菓子店・如水庵は、6月13日(金)から開催する「和菓子まつり」に合わせて、新作「野ノ菓(ののか)」の販売を開始する。本商品は、入社2年目の若手社員による商品開発プロジェクトの一環として誕生したもので、和と野菜を融合させた斬新な和風ケーキとして注目を集めている。
2年目社員が挑む、新たな和菓子の創造
如水庵では、入社2年目の社員を対象に「新商品開発プロジェクト」を実施している。このプロジェクトは、サプライチェーン全体の理解を深めつつ、若手社員の自由な発想をかたちにする育成の場として位置付けてられている。過去には、一口サイズの最中「もなこ」や、和歌の世界観をお菓子で表現した「うめみづき」が誕生し、いずれも若手ならではの視点と挑戦が反映された商品として人気を博し、「うめみづき」は定番商品となった。
2024年度のプロジェクトでは、2年目社員が先輩、上司のサポートを得ながら「野ノ菓」の開発に取り組んだ。
若手社員が手がけた和風キャロットケーキ「野ノ菓」
「野ノ菓」は、甘くて優しい味わいの“ふりむきにんじん”をぜいたくに使った、和風のキャロットケーキ。鮮やかな三層構造で構成されており、最下層はしっとりとした黄身色のケーキ生地、中間層にはニンジンの甘みを生かしたクリーミーな層、最上層には透明感のあるゼリーが重ねられ、かれんな花びら模様が散りばめられている。
香料・着色料は不使用。素朴で自然な甘みと、野菜ならではの滋味深さが味わえる。アレルギー表示は小麦・卵で、価格は1箱税込1,188円。
10日間限定の販売、老舗の挑戦を味わう機会
「野ノ菓」は、6月13日から22日まで開催される如水庵の「和菓子まつり」期間中に、直営店舗(一部除外)で数量限定販売される。同イベントでは、厄除けの意味をもつ「水無月」、人気の「黄なこ羽二重餅」や「小豆のマドレーヌ」なども登場し、季節感あふれる和菓子が店頭を彩る。
伝統を継承しながら、未来の和菓子へ
「野ノ菓」は、伝統ある和菓子づくりの技術に、若手社員の柔軟な発想と挑戦心が重ねられた一品である。如水庵は、若手社員が商品づくりの一線に立ち、自ら企画を実現させるこのプロジェクトを通じて、次代の和菓子文化の担い手を育てている。
【鹿島譲二】
<COMPANY INFORMATION>
(株)如水庵
代 表:森 正俊
所在地:福岡県古賀市青柳3476-17
設 立:1989年11月
資本金:1,000万円
TEL:092-410-3244
URL:https://corp.josuian.jp/