7月5日、地震と津波で日本は沈没?ネットで触れられない自然改変装置の存在
NetIB-Newsでは、「未来トレンド分析シリーズ」の連載でもお馴染みの国際政治経済学者の浜田和幸氏のメルマガ「浜田和幸の世界最新トレンドとビジネスチャンス」の記事を紹介する。
今回は、6月27日付の記事を紹介する。
7月5日といえば、あの大谷翔平選手の31歳の誕生日です。話題満載の大谷選手ですが、世界的な人気と資産を誇っています。そのため、そんな大谷選手のふりをして、高齢の日本人のファンから金銭を詐欺するような犯罪も起きているようです。
しかし、7月5日に関してネット上で大きな話題となっているのは、「その日に地震が引き起こす大津波によって日本が水没する」という恐ろしい予言に他なりません。その影響は半端なく、日本を訪れる予定だった外国人観光客も6月末から7月初めにかけては予約のキャンセルに走っているというではありませんか。
事の発端は女流漫画家の「たつき諒」が描いた『私が見た未来』と題する夢日記です。1999年に出版された漫画ですが、彼女の未来予測は東日本大震災やコロナウイルスの蔓延を言い当てたとの評判を得ています。そのため、海外のメディアが大きく報道するようになりました。その効果は抜群で、韓国、台湾、香港からの訪日観光客が急減しています。
何しろ、彼女の漫画は半端ない愛読者数を誇っており、NHKの調べでは「彼女の予言がユーチューブ上で1,400本以上の動画で流されており、その再生回数は1億回を超えている」とのこと。
増刷の続く彼女の漫画の売り上げも急増中で既に100万部を突破。彼女自身も驚いているようで、「自然災害への備えを喚起することになっているようで嬉しい限りですが、不必要に恐れることはありません。パニックにならないように、専門家の意見も聞いて下さい」と低姿勢を見せています。
とはいえ、2021年の改訂版では「2025年7月5日、マリアナ海溝で発生する巨大地震が大津波を引き起こし、その規模は2011年の東北震災の3倍に達する」と具体的に言及しており、不安感を高めていることは間違いありません。しかも、こうした大規模な自然災害への関心が高まる状況を逆手に取って、人工的な「津波兵器」の使用を目論むような動きも見られるので、なおさら要注意です。
思い起こせば、第二次世界大戦末期に米軍はニュージーランドの沖合で日本をターゲットにする「津波兵器」の実験を重ねていました。最終的には広島と長崎への原爆投下で日本の降伏を勝ち取ったわけですが、ぎりぎりまで地震と津波で日本人の戦意を挫く可能性を模索していたものです。
実は、トランプ政権では「中国を最大の脅威」と見なしており、その脅威を取り除くために「自然現象」の体裁を取りながら、中国の海浜部と港湾部を破壊する研究も進んでいるといわれています。米国の軍事専門家の間では「フィリピン近海のマリアナ海溝で人工的な地震を発生させ、中国の太平洋岸を津波で飲み込ませる」という検討も進んでいる模様です。
実は、2027年に中国の人民解放軍は創設100周年を迎えます。習近平体制は、どうにかして台湾をそこまでに取り戻したいという考え方です。しかしながら、台湾としては価値観も社会基盤も政治体制も異なる大陸中国は受け入れ難いはず。かくして台湾は、アメリカなどの同盟国と手を組み中国を牽制する構えを強めています。
そんな台湾は艦船、戦闘機、戦車等を投入する大規模な軍事演習を実施することになっており、奇しくもそれが予言と同じ7月なのです。しかし、軍事的に中国を制圧すればいいのかといえば、話はそう単純ではありません。戦争は報復がつきものですから、有事の際にはアメリカも返り血を浴びることになるでしょう。
そこで出てきているのが、米軍のお家芸である“自然改変装置”です。これは人工的に津波や地震や火山噴火を起こすというもので、自然災害の体裁を取りながら、実質的に敵対国を押さえつけるという高度な軍事戦略。そうした“実験”を長年にわたって繰り返してきているのがアメリカです。7月5日にフィリピン近海で人工的な地震を発生させれば、中国の太平洋岸すべてを津波で飲み込むことも可能になるという目論見に他なりません。
来る7月5日まで残された時間はわずかですが、沈没するのは日本なのか、それとも中国なのか、はたまた何も起こらず杞憂で終わるのでしょうか。過度の心配は無用ですが、イランの核関連施設を一方的に爆撃するなど傍若無人のトランプ王国アメリカの水面下の動きが気になります。
著者:浜田和幸
【Blog】http://ameblo.jp/hamada-kazuyuki
【Homepage】http://www.hamadakazuyuki.com
【Facebook】https://www.facebook.com/Dr.hamadakazuyuki
【Twitter】https://twitter.com/hamada_kazuyuki