フロンティア、25年11月期中間決算は増収と大幅増益　通期も同予想

　15日、（株）フロンティア（本社：福岡市中央区、山田紀之代表）は25年11月期中間（連結）決算を発表した。それによると、売上高は8億5,565万円（前年同期比10.0％増）、営業利益は5,988万円（前年同期は100万円）、経常利益は6,058万円（前年同期比504.4％増）、中間純利益は4,312万円（同299.8％増）で、増収と大幅増益となった。

　決算要因としては、PB販売事業では、昨年度からの販売価格や輸入コストの見直しに加えて、今期は配送料や梱包資材のコストも見直したことで原価率が改善し、業績に寄与した。加えて、自動車メーカーによる認証不正問題の影響から回復した新車生産が順調に改善を続けているのにともない、自動車用品の販売が増加。インバウンド需要や国内旅行の回復を背景に、リース・レンタカー向け需要も高まり、営業活動の強化が奏功した。

　この結果、PB販売事業の売上高は7億3,281万円（前年同期比20.2％増）、セグメント利益は1億2,362万円（同107.9％増）となった。一方、OEM/ODM事業では、前年同期に繰越受注分の出荷があった反動で、今期は新商品の出荷準備が中心となり、売上・利益ともに減少した。売上高は1億2,284万円（同27.0％減）、セグメント利益は242万円（同60.8％減）にとどまった。

　通期（26年11月期）の業績予想については、売上高は16億4,700万円（前期比0.8％増）、営業利益は1億600万円（同349.9％増）、経常利益は1億700万円（同261.2％増）、当期純利益は7,300万円（同168.9％増）で、増収増益を予想している。

【寺村朋輝】