【倒産】第一楼ジャパン(株)(東京都港区) 水産加工物卸

民事再生法の適用を申請
負債総額22億円

 同社は7月24日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全監督命令を受けた。

 申請代理人は石田渉弁護士(森・濱田松本法律事務所外国法共同事業、東京都千代田区丸の内2-6-1、電話03-6266-8926)。

 監督委員には佐藤弘康弁護士(法律事務所Comm&Path、東京都中央区銀座3-13-19、電話03-6264-2977)が選任された。

 同社は水産原材料や加工物、冷凍食品の卸売を手がけ、大手コンビニエンスストア向けの販路を有し、2023年12月期には売上高40億円超を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルス禍の影響に加え、中国の委託加工工場の稼働低下や円安進行などにより採算が悪化した。財務基盤が脆弱化するなか、借入金の返済が困難となり、私的整理による再建を模索していた。ところが、25年に入りノンバンクによる債権譲渡登記が繰り返され信用がさらに低下。一部債権者から仮差押えを受けたことで、法的手続きによる再建に転じた。今後はスポンサー支援による事業継続を目指し、スポンサーの選定手続きを早急に進める方針としている。

 負債総額は約22億円。

業種 水産加工物卸
企業名称 第一楼ジャパン(株)
所在地 東京都港区赤坂5-4-10
設立 2001年7月
資本金 4,750万円

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