ワールドHD、25年12月期中間決算は増収増益 主要部門はいずれも堅調

 4日、(株)ワールドホールディングス(本社:北九州市小倉北区、伊井田栄吉代表)は25年12月期第2四半期の連結決算を発表した。それによると、売上高は1,317億8,500万円(前年同期比18.9%増)、営業利益は49億7,500万円(同111.0%増)、経常利益は48億2,400万円(同102.6%増)、中間純利益は26億5,000万円(同259.2%増)で、増収増益となった。

 決算要因をセグメント別にみると、主力のプロダクツHR事業が半導体分野の需要を背景に堅調に推移し、採用効率の向上や人材育成強化が奏功した。4月には熊本テクニカルセンターが稼働、地域との連携も進展しており、売上高は583億9,500万円(前年同期比9.9%増)、セグメント利益は17億1,500万円(同45.9%増)となった。

 サービスHR事業もロジスティクス部門の堅調な業績やeコマース向けの物量対応で売上高405億9,900万円(同9.8%増)、セグメント利益6億8,400万円(同25.5%増)を計上した。

 不動産事業は一部物件の引渡し先送りがあったが、利益面で想定を上回り、売上高248億300万円(同81.9%増)、セグメント利益20億8,900万円(同578.4%増)となった。

 情報通信事業はモバイルショップの収益改善と販促強化で売上高51億1,500万円(同17.5%増)、セグメント利益1億9,700万円(同102.6%増)を達成。

 一方、農業公園事業は悪天候による入園者減と原価上昇の影響を受け、売上高28億7,100万円(同5.4%増)、セグメント利益6,100万円(同63.9%減)にとどまった。

 通期(25年12月期)の業績予想については、売上高は2,814億3,900万円(前期比16.2%増)、営業利益は101億7,900万円(同18.5%増)、経常利益は93億5,600万円(同9.4%増)、当期純利益は53億8,900万円(同8.2%増)で、増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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